お酒を飲みすぎてしまった日の翌日の二日酔いはものすごく辛いものですよね。
「翌朝にアルコールを残さない方法があればいいのに・・・」と思っている人も多いのではないのでしょうか。
実は、できるだけアルコールを残さず、二日酔いにならないための方法があるんです!
「もう二日酔いになってしまった」という人も「今日こそは二日酔いになりたくない」という人も、是非実践してみてほしい内容となっています!
アルコールが次の日に残ってしまう仕組み

お酒の成分はアルコールと水です。お酒を飲むと酔いますが、この時に影響を与えているのがアルコールです。
お酒を飲むとアルコールは血液に溶け込んで肝臓に運ばれて処理されます。肝臓が処理できるアルコールの量は個人差があり、体重が60㎏前後の人で1時間に5~9gと言われています。
お酒に強い人が飲むと、アルコールが体内に入ってから30分後にアルコール濃度のピークを迎えます。ビール350㎖に含まれるアルコールは完全に抜けるまでは2~3時間がかかります。しかし、代謝時間には個人差があるため、何時間経てば必ずアルコールが抜けるということは一概にありません。
お酒を飲んだ翌朝、頭痛や吐き気などを催すいわゆる「二日酔い」の原因は、大量のアルコールを摂取してしまったためにアセトアルデヒドが肝臓で十分に処理がされないため起こります。
二日酔いに対して、飲酒した2~6時間後くらいのアルコール濃度が高い時に起こる不快な症状が「悪酔い」です。
二日酔いは大量にお酒を飲むことで起こりますが、悪酔いはお酒に弱い人に起こりやすいです。
二日酔いになってしまったら

どんなに気を付けていても二日酔いになってしまうことはあります。
実際に二日酔いになってしまったら、できるだけ早く治す対処法がありますので、是非実践してみて下さい。
とにかく水分をとる
二日酔いの原因はアルコールそのものやアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドです。これが体内に残っていることや胃炎などの炎症が二日酔いの原因となります。
さらに、体内に残っているアルコールの利尿作用よって体が脱水状態のままだとアルコールやアセトアルデヒドを分解する力が落ちてしまうので二日酔いもひどくなってしまいます。
そのため、二日酔いになってしまったらまずは水分補給をしましょう。
アミノ酸やビタミンB1を積極的に摂取しよう
肝臓の働きを高めるために有効的なのが「アミノ酸」や「ビタミンB1」です。
アミノ酸やビタミンB1を積極的に撮ることでより早い復活が期待できます。
食べ物や飲み物で摂取するのが難しい場合は、サプリを活用するのもおすすめです。
コーヒーを飲む
二日酔いでズキズキとする頭痛がある場合はコーヒーが効果的です。
血管の拡張が頭痛の原因だと考えられるので、血管収縮作用のあるカフェインを含むコーヒーがおすすめです。
血管を収縮させるためには首筋の血管に冷たいタオルをあてることも頭痛の緩和に効果的です。
重曹水を飲む
吐き気や胃のむかつきは、アルコールが引き起こす胃酸の過多が原因であると思われます。これを中和するために小さじ1~2杯程度の重曹をコップ一杯の水に溶かして飲みましょう。
しかし、重曹の飲みすぎには再度胃酸過多を起こしてしまう可能性がありますので注意してください。
二日酔いの時にはやってはいけないNGな行動

二日酔いの時についやってしまいがちな間違った行動があります。
これをしてしまうと、余計に二日酔いが悪化してしまったりと危険なため注意をしましょう。
薬を服用する
体内のアルコールは薬によっては化学変化を起こしてしまい体に有害となることがあります。
吐き気や頭痛を引き起こしてしまい、血中アルコール濃度を急増させ、命にかかわるほど危険な状態に陥ってしまう可能性があります。
飲酒前に飲むことはもちろん禁止ですが、まだ体にアルコールが残っているうちは危険ですので服用しないでください。
激しい運動をする
激しい運動をすると汗をかくため、脱水症状を強めてしまう可能性があります。さらに、すでに低下している血中糖分も消費してしまいます。
軽いウォーキング程度なら身体を温め、代謝を促しますが、その場合も水分補給をしっかりと行いましょう。
サウナに入る
サウナで大量に汗をかくと脱水症状が悪化し、余計に気分が悪くなってしまう可能性があります。
しかし、体を温めると肝臓の代謝機能は向上するため、ぬるめのお湯で入浴するのは効果的です。
入浴するときは、水分補給をしっかり行うように注意しましょう。
たくさん食べる
二日酔いの時はアルコールによって胃が弱っているのでたくさん食べてしまうと胃にさらに負担がかかってしまいます。
何か食べるとしてもできるだけ消化の良い食べ物を選びましょう。
二日酔いになりたくない!そんな時できる予防法とは

できるならたくさんお酒を飲んでも二日酔いになりたくありませんよね。
そんな時にできる二日酔いにならないための予防方法をご紹介します!
炭水化物や脂肪分を摂取する
お酒を飲む前にお米などの炭水化物や、バターや織部オイルなどの脂肪分を摂取しておくとアルコールの吸収速度を抑えたり、アルコールによる胃への刺激を和らげることができます。
肝臓の負担を減らすことができるのでおすすめの方法です。
お水を一緒に飲む
お酒を飲むとアルコールの作用によって急速に水分が奪われるため脱水症状が起き、その結果、二日酔いや悪酔いの症状を引き起こします。
そのため、飲酒中にできるだけお水を飲んでおくことで脱水症状に陥るのを防ぐことができます。
二日酔いドリンクを飲む
二日酔い防止のためのドリンクとして発売されている「ウコンの力」や「ヘパリーゼ」などの二日酔いドリンクを事前に飲んでおくことがオススメです。
事前に飲んでおくことで、肝臓の働きをサポートしてくれるため、二日酔いになりにいという効果があります。
けど、二日酔いドリンクって味が独特で苦手という方も多いのではないでしょうか。
そんな方でも飲むことができる二日酔いドリンクも実はありますので、こちらのページにてチェックしてみて下さい!
PICK UP“二日酔い”に関連するまとめ
-
【永久保存版】もう二日酔いとはおサラバ!二日酔いにならない方法を教えます!
大人になると一度は「二日酔い」というものを経験しますよね。休みの日になるならまだしも、仕事がある日に二日酔いになってしまうと仕事に支障を来すこともあり、なかなか大変ですよね。そんな...
-
飲みすぎて吐き気が収まらない!原因と対処法とは?
飲みすぎた翌朝、悩ましいことと言えば収まらない頭痛や吐き気。 どれほど楽しく飲酒をしてもこの不快感だけはどうしようもなく、辛いものです。 飲酒前に少し対処しておくだけで翌日に飲み...
-
飲み過ぎると体がだるい…。すぐできるリセット術で翌朝を乗り切ろう!
楽しい飲み会と引き換えに起こる、翌朝の“ぐったり”感…。体がだるくて吐き気さえもしてくる…それは二日酔いの典型的な症状です。 お仕事や予定が入っているのに、なかなか治らない頑固な...
-
飲み過ぎた翌朝も安心!二日酔い対処法
忘年会や新年会、また春のお花見や歓迎会など1年を通してお酒の場はたくさん!ついつい自分のキャパを超えて飲み過ぎてしまうことってありますよね。翌朝、だるい身体ともに昨日の飲み過ぎを後...
-
飲み過ぎによるむくみはどうして起こるのか 解消方法を紹介!
お酒の席では無礼講なんて言葉があるように、飲み会って羽目を外してしまいがちですよね。楽しく飲んで、ぐっすり眠った翌日の悩みと言えば顔のむくみ。外に出たくなくなるくらいパンパンにむく...