飲みすぎた次の日に「胃が痛くてつらい・・・」という経験をしたことはありませんか?
そんな誰しもがしたことのある経験ですが、なぜこのようなことが起きるかご存知ではない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、飲み過ぎによる胃痛はなぜ起きるのか、胃痛を予防するための方法などご紹介いたします!
目次
- 4. 胃痛が長引くという時は
飲みすぎるとなぜ胃痛が起こる?

お酒を飲みすぎると胃が痛くなるのはいったいなぜなのでしょうか。
実は適度の量を楽しむ分には胃に大きな問題はありません。
健康な胃の場合は通常、胃粘液が胃の粘膜を守っていて熱さなどを感じることがありません。しかし、健康な状態でもアルコールを飲むと胃のあたりが熱く感じることがあります。
アルコールは、分子が小さいため胃の粘膜のバリアとなる層を通過して胃の粘膜に直接刺激を与えてしまうのです。
アルコールから胃を守るためにできること

アルコールを飲みすぎて胃が痛くなるという人に是非実践して欲しい方法をご紹介します!
度数の低いお酒を飲む
アルコールは度数が高ければ高いほど胃に刺激を与えやすいです。
できるだけアルコール度数の低いお酒を飲むようにしましょう。
お酒のアルコール度数の目安は以下の通りです。
・ビール 5%
・清酒(日本酒) 15%
・ウイスキー 43%
・ワイン 12%
・焼酎 35%
お酒に一緒にチェイサーも飲む
ウイスキーなどのアルコール度数が高いものを飲むという時は、チェイサーと一緒に飲むことがオススメです。
チェイサーとはストレートで飲んだ時に追いかけて飲むノンアルコールや低アルコールの飲料のことを指します。
口の中をスッキリさせるとともに、アルコールによる胃の刺激を和らげる効果があります。
タバコを控える
お酒を飲んでいると喫煙者の方はついついたくさんタバコを吸ってしまいますが、タバコは胃にも影響を及ぼします。
タバコを吸うことで血流が低下し、胃の組織への栄養や酵素の供給が滞ってしまうためです。
さらに、タバコを吸うことでニコチンの働きによって交感神経が興奮します。胃が活発に働くのは副交感神経が優位になっているときなので、胃の機能の低下にも繋がってしまうのです。
喫煙者の方で胃が悪いという方は一度タバコを控えてみましょう。
刺激物や冷たい食べ物をでいるだけ控える
お酒のおつまみとしてよく食べられる肉料理や辛い物は胃酸の分泌を増やす原因となります。胃の調子が悪い時は刺激物や冷たい食べ物は出来るだけ控えるようにし、できるだけあたたかい飲み物や食べ物を食べるようにしましょう。
食事と一緒に楽しむ
空腹時にお酒を飲んでしまうと胃の中に食べ物が何もないため、アルコールの吸収が速くなってしまいます。
食事と一緒にお酒を飲むことによって、胃の中の食べ物が粘膜の上に層を作り、胃の中の食べ物が粘膜の上に層を作り、胃に与える刺激が少なくなります。さらにアルコールの吸収を遅らせるため、酔いが回りにくくなります。
飲みすぎて胃が痛くなってしまったときはどうすればいい?

飲み過ぎによって生じる胃痛は、多少の時間はかかっても食べ物が胃から十二指腸、小腸へと排出されていけばたいていの場合は自然に症状が治まることがほとんどです。
しかし、できるだけ早く胃痛から解放されたいのは誰でも同じだと思います。
そんな時のために、胃痛を少しでも早く和らげるためにできる方法をご紹介します。
味噌汁を飲もう
胃痛を感じる時にはできるだけ胃に負担がかからないように、お腹が空くまで食事をしない方がいいです。
しかし、お酒を飲んだ翌日は脱水症状になっていることが多いです。そのため、水分は出来るだけたくさん摂取する方が良いとされています。
その中でもおすすめなのが味噌汁を飲むことです。味噌汁は適度なナトリウムを含んでいます。なぜナトリウムが良いかというと、胃で消化したブドウ糖やアミノ酸を吸収するためにはナトリウムが必要となるからです。よって胃腸における消化吸収を少しでも早く抑えるためには味噌汁が効果的だと言えます。
お腹が空いてきたら、胃に負担のないように消化の良い物から徐々に食べていきましょう。
すぐに胃痛を解消したい場合は胃腸薬を
すぐに胃痛を解消したいという場合は胃腸薬を服用することも一つの方法です。
胃酸を減らす必要があるため、胃酸を中和する「制酸薬」や胃酸の分泌を抑える「H2ブロッカー」などを含む胃腸薬を服用しましょう。
しかし、胃腸薬を服用すると短期的には胃痛は治まりますが、根本的な胃痛の原因を治すわけではないので注意しましょう。
そして、胃腸薬によって胃痛が治まったからと言って、再び食事や飲酒をしてしまうと余計に悪化してしまいます。あくまでも短期的に胃痛を抑えるためということを頭に入れておきましょう。
胃痛が長引くという時は

アルコールによる胃痛は時間が経過するほとんどの場合は治ります。
しかし、いつになっても治らないということがあれば他の病気の可能性もありますので消化器科を受診しましょう。
胃痛が長く続いた時に疑われる病気は「逆流性食道炎」や「機能性ディスペプシア」などがあります。
なにかおかしいなと感じたら必ず病院に掛かりましょう。
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