「昨日飲みすぎて頭が痛い!」このような経験、大人なら一度くらいはしたことがあるのではないでしょうか。
頭痛があると仕事に行くのも出かけるのも辛いし、できるなら何もせずにじっとしていたいですよね。
でも実際はなかなかそうは行きません。
そんな時に使える、飲みすぎたときの頭痛の解消法をご紹介します!
目次
なぜ飲みすぎる頭痛が起きる?

そもそもなぜ飲みすぎると頭痛が起きるかご存知でしょうか?
その原因はアセトアルデヒドにあります。アルコールは体内に入ると肝臓で分解され、アセトアルデヒドという成分へと変化します。そのアセトアルデヒドがアルコールを摂取し過ぎることによって神経細胞に影響を与えてしまい、それが飲み過ぎによる頭痛を引き起こすと言われています。
現時点では、これが飲みすぎによる頭痛が起こる原因と言われていますが、まだはっきりと解明ができていない部分も多くあり、他にも原因があるという可能性があります。
飲み過ぎによる頭痛の解消法!

では、そんな飲みすぎた時に効果的な頭痛の解消法をご紹介します!
水分補給
頭痛の原因は先程もご説明した通り、アセトアルデヒドが原因だと言われています。
そのため、体内にあるアセトアルデヒドを薄めたり、身体から抜くことが効果的だと言われています。
そんな時におすすめの方法が水分補給です。スポーツドリンクやみそ汁を飲むことがおすすめです。
アミノ酸、ビタミンを摂取する
たんぱく質が代謝されて生まれるアミノ酸は、肝臓の解毒作用やアルコール代謝を促進させる働きがあります。
また、アルコールが肝臓で分解される時には、ビタミンB1も大量に消費されます。さらにビタミンB1は代謝をサポートし、エネルギーを作り出す働きも持ちます。
アミノ酸やビタミンを摂取することで酷使している肝臓の働きを高めるため、アセトアルデヒドの生産防止へと繋がり、結果的に頭痛解消へと繋がります。
アミノ酸やたんぱく質が含まれる、魚、肉、そば、豚肉、たらこなどを食べることがおすすめです。食べ物で摂取することが難しい場合、サプリメントを活用するのも一つの方法です。
入浴する
入浴をすることで腎臓が温熱効果によって活性化し、さらに利尿作用も促進されるため、発汗と共にアセトアルデヒドが排出されやすくなります。
しかし、注意しなければ脱水症状となり、肝臓の水分が不足することによって余計に肝機能が低下してしまう恐れがあります。
こういったことを起こさないためには、しっかりと水分補給を行うことが大事です。
飲み過ぎによる頭痛が起こってしまった場合には、下記の正しい入浴法を行ってください。
~正しい入浴法~
①入浴前に必ず水分をたくさん摂りましょう。
②熱いお湯ではなく、ぬるい40℃以下のお湯にじっくりとつかります。
③入浴中も水分補給をしっかりと行います。
睡眠をしっかりととる
睡眠はアセトアルデヒドの分解を助けます。さらにアルコールの分解に疲れた肝臓も回復させる効果がありますので、飲みすぎたときは十分な睡眠を取ることがおすすめです。
ツボを押す
飲み過ぎによる頭痛に効果的なツボがあります。
それは「百会(ひゃくえ)」と呼ばれるツボです。
百会は頭のてっぺんにあります。左右の耳の尖ったところから上へと向かい、身体の中心線と交わるとことに百会があります。
百会を親指の腹でゆっくりと押してください。押して、緩めて、を繰り返します。これを2~3分ほど行いましょう。
他にも「風池(ふうち)」というツボも効果があります。
風池は後頭部の髪の生え際あたりにあります。
耳の後ろにある骨を触り、その内側に風池があります。
百会と同様に、風池も親指の腹でゆっくりと押してください。押して、緩めて、を繰り返します。
左右それぞれ、2~3分ほど行いましょう。
飲み過ぎによる頭痛の予防法

「お酒をたくさん飲んでもできるなら頭痛を起こしたくない!」という気持ちは誰でも同じだと思います。
実は「今日はたくさん飲むかもしれない」ということが事前に分かっていれば、飲みすぎによる頭痛を引き起こさないために予防することができます。
その予防法をご紹介します!
水分補給をしておく
アルコールを分解するとき大量の水分が必要となります。
事前に水分補給をしておくことで水分不足を防ぎ、頭痛も予防できます。
お酒を飲む前に食べる
空腹の状態で飲酒をすると肝臓や胃に負担がかかってしまいます。そのため、アルコールの分解のパフォーマンスが低下し、飲酒による頭痛が起こりやすくなってしまいます。
飲み過ぎによる頭痛を引き起こしやすい人とそうでない人の違いは?

実は飲み過ぎによる頭痛を引きやすい人の特徴があるのです!
アセトアルデヒドを分解する酵素が少ない
何度も言っていますがに飲み過ぎによる頭痛の原因はアセトアルデヒドです。そのアセトアルデヒドを分解する「アセトアルデヒド脱水素酵素」の能力には個人差があるのです。
「アセトアルデヒド脱水素酵素」の活性が弱い人は、安定的に活性がある人と同じ量のアルコールを飲んだとしても、なんと血中のアセトアルデヒドの濃度が10倍以上も高くなってしまうのです。
飲酒する日が続いている
毎日のように飲酒をしているとアルコール分解作用が追い付かなくなったりアセトアルデヒドの分解が追い付かないため、アセトアルデヒドが体内に蓄積してしまいます。
その結果、普段と同じ量だとしても頭痛が起きやすくなってしまいます。
生理前
特に女性は男性に比べると肝機能の動きが弱いため、アルコール処理能力が低いとされています。
さらに、生理前に多く分泌される女性ホルモンがアルコール分解に必要な酵素を妨げるため頭痛が起きやすくなります。
もっと手軽に飲み過ぎによる頭痛を防ぐには?

もっと手軽に飲み過ぎによる頭痛を予防する方法があります。
それは二日酔いドリンクを飲むことです。
二日酔いドリンクを飲むタイミングは、お酒をの前が一番効果的とされています。
しかし、お酒を飲んだ後でも効果がないわけではないので、飲みすぎてしまったと思ったら飲んでみて下さい。
そんな二日酔いドリンクはたくさんの種類が発売されていますよね。
自分にはどれが合うか分からないと迷ったらこちらのページを参考にしてみて下さいね!
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